3Dプリンター沼

3Dプリンターで造形を初めて、沼にはまったと自覚しました。 Twitterに作ったもの、使ったものをあげていましたが、 折角なのでブログにしてみようと思って立ち上げました。 よろしくお願いいたします。

3Dプリンターの沼にはまってしまいました。
稼働していないと落ち着きません(末期?)
主にやったことの感想ですwww

またまた更新が滞りましたね。
ものづくりを優先してきたと言うこともありますが、
仕事の方も色々変化がありまして、Twitterすら
ままならないといった状態だったりします。
今回もTwitterを振り返りながら、記憶を手繰り寄せて
記事にしていこうと思います。

1kgスプールで初めて買ったABSが、
OVERTUREのマット白です。

(記事を書いている現時点で、Amazonさんでは品切れのようで、黒)

造形条件としては、
ノズル温度 : 245~265[℃]
ベッド温度 : 80~100[℃]
印刷速度  : 30~70[mm/s]
ファン速度 : 外観重視で極低速 強度重視で停止
という記述のようです。

自分は、
ノズル温度 : 245[℃] (ファーストレイヤー:250[℃])
ベッド温度 : 90[℃]
印刷速度  : 30[mm/s] (詳細はcuraの標準設定にお任せ)
ファン速度 : 35[%] (駆動下限値)
で夏場はわりと安定してたかな~といったところです。

色は結構きれいな白です。薄くもなく青っぽくなることもなく
白らしい白といった印象です。
DSC_6681

ABSを買った理由は、3Dプリンターのパーツを作りたかったから
耐熱を考えると、自分のプリンターではABS一択ですね。
特にヘッドは溶けてもらっては困りますし

詳細はこちらにて

造形を始めた際の事ですが、吸湿していたようで困りました。
当時はフィラメントドライヤーも持ってなかったので、
どうしたらいいもんかと悩んだ記憶があるのですが、


OVERTUREは環境に配慮して、紙製のスプールになっているのですが
スプールが吸湿していたんじゃないかなぁと見ています。
(というか、フィラメントドライヤーの記事も書いてないわ) 


フィラメントドライヤー入手後の検証というか、作っていたもので
確認してみたのがこちら

改善していると思います。今では常に使っている状況です。
失敗したときの原因探しに、1つ条件が省かれるだけですが
この一つは大きいと思います。個人的にはオススメです。

プリンターのヘッド以外で作ったものが、モータドライバーの
冷却ダクトです。プリンタ本体の中にあって、静音化で
ドライバーを変えたら、ヒートシンクがデカくてファンが
取り付けられないという落ちが付きまして。

こんな形のものを付けてみました。今のところ問題は無いのですが、
もう少し良く出来ないかと思っています。狭くて若干あたってる部分が
有るようなので、近々再設計かな・・・

あとはレジンを入れる棚だったり、あまりABSでないといけないもの
という感じではない小物をつくって楽しみました。

色もつけてみたんですが、PLAよりは色が出にくい印象

いつもは少量余ってしまうので、スプールから外してジップロックに
入れてから保管するのですが、今回は完全に使い切りました。
ボーデンプリンターの限界を超えた感じです。

エクストルーダから先のABSを押し出すために、手元にあった
パープルのABSを無理やり押し込んでいたのですが、
終わった時に少しそれが出るくらいのところ。
その後の分解で確認したら、ノズル内に若干白が残る程度まで
使っていたようです。
というか、攻めすぎましたね。リトラクト出来ない状態で
ラストを印刷したので、若干怪しいところも出ましたが
形状もそこまで複雑ではなかったので、助かった感じです。

結論としては、色も良いし問題なく造形できるので、
良いABSかと思います。ただ、吸湿してる可能性があるので、
乾かす手段は準備したほうが安全かと思いますが・・・


前回の記事はこちら


これで、3次元的な形の物を作れるようになりました。
今までしてきた、ダイヤモンドの型はスペースが少なく
中になにか仕込むには、もう少し容量がほしかったところ
今回の型はある程度高さも表現できそうなので、
インクだけでなく、物もいれて行くつもりです。

まずはやり方
TPUで作った型に、シリコンスプレーとケープ等の糊をつけます
これは剥離剤の代わりにしています。表面の粗がきになる場合は
シリコンスプレーだけでもなんとかなります。
型にレジンを3割ほど入れて、壁面につくように回します。
型をコートするような感じです。UVライトに少し当てながら
回転させるとキレイにつきました。
これで、クリアな外周を作ることができます。

次に、どんな作品にするかで色々変わるわけですが、
レジンの中に着色剤をつけた棒をいれて、流れを表現したり
蛍光パウダーを投入して存在感をだしてたりします。
そんな感じで固めたものがこちらになります

TPUはフレキシブルな素材なので、伸びます。
それを利用して、花瓶モードで型を華奢につくって
レジンが固まったら、剥がしてしまう作戦です。
剥がしたあとは、型の積層痕がガッツリ付いているので
荒削りで積層痕をならしておきます

なかなかうまくいかないものです。
削ると形状がはっきりしてきて良いのですが、
削った分、泡が表面化したり、鏡面磨きがいまいちの出来だったり
流し込む時にもっと泡が入らないようにしないといけないのと、
型の隙間から空気が入ってこないように型を
優しく扱わなければいけませんでした

こうなると、削るという引き算より、レジンを重ね塗りする
足し算の方が最終的な出来上がりが良くなるのでは無いかと考えて、
レジンを盛ってみる事にしました。

こんな感じで透明感は出せるようになってきました。

カクカクしたほうはどうかなというと

発光パウダーで苦戦してました。購入品は蛍光の黄緑
(黄色が強い)なので赤を加えて黄色に近づけてみたり、
青を入れてマリンブルーぽい感じにしてみたり
試行錯誤して入れたんですが、どうしても主張が強い
明るいときは、存在を消したいのですがそうもいきません。
今後の課題ということで、引き続き試行錯誤を続けます。

こちらは、玉に蛍光ペンを塗ってレジンに投入したものです。
中身が白くて、外に着色剤をまとってくれたり、蛍光ペイントだと
ブラックライトで光ったりと、なかなか使えると思っています。

蓄光出来ないので、ブラックライト次第にはなりますが、
若干怪しい感じが出てきますよね
これに加えて、蓄光パウダーを混ぜた着色剤を
水の流れのように表現したかったのですが、インクが薄く
ぱっと見で存在がわかりません・・・
出来れば蓄光でやりたいんですが、濃いインクを混ぜると
蓄光できなくなるというジレンマに悩まされています。
なんとか打破したいですね。


では逆に、蓄光パウダーを全面に押し出すとどうなるか

カメラで撮ると自動で調光するので、かなり明るく見えますが
実際はもう少し暗いです。でも主張は強い。子供たちは
喜んでくれました。でも単調ですね。明るい時は面白くないし。

どうも自分が作ると、クリエイターと言うよりは実験屋さん。
なにか変化させたい欲が出てしまうのが、難点ですね。
そこを強みにして差別化出来れば良いのですが、
そこまでの実力はまだございません。趣味の一つということで
引き続き作っていきたいと思います。




前回の記事はこちら


どんな型でもそうだと思いますが、何回かレジンを
入れて無理くり剥がしてを繰り返すので、
型が壊れてきました。もともとそんなに強度が
あるわけではないので、消耗品です。
ただ、自宅で3Dプリンター使って作るので
必要になればすぐ作れちゃうという、利点もあります。

また自分でモデルも作れるので、アイデアさえ
浮かべばなんとでもなるみたいな。
逆をいえば、センスがモロに露呈するというか。

ダイヤモンドの型は、あくまでもfusion360の
操作をつかむために作ったモデルだったので、
型として作って、出来たものを研磨するなんて事も
考慮していたわけでもなく。
ラウンドブリリアンカット v13
微妙な確度での面と面の組み合わせがいっぱいだったので、
そこの出来栄えに時間がさかれていました。
(おかげさまで、リューターでの研磨練習にはなりました)

改めて、どんな方を作ろうかと思ったんですが、
安直に作りたい物として、つちのこくん(仮称)が思い当たり
型っぽい図面をなんとなく書いてみました。
tsuthinokoB v4
黒いですね・・・
面が多すぎて、fusion360の動作がものすごく重いのですが。
3Dプリンターの分解能もそんなに良いわけじゃないので、
もっと簡略化していいはずなんですが、ちょっと作るだけだし~
みたいな軽いノリでそのまま造形するという・・・

見事に失敗しましたね。いや、身体ボロボロだったんですよ・・・
という言い訳もしたかったのですが、あんなに複雑な形状は
とても剥がせるものではなかったというのが真相です。
つちのこくん(仮称)を作るなら、シリコンみたいな物で
型を作るしかなさそうですね。DMMさんに有ったかな?

そんな失敗をもとに、もっと単純なものを作ろうということで
こんなものを生み出しました・・・

六角形に輪っかをつけただけ・・・
Hexagon v1
コレなら取り外す必要もなく、シリコンシートの上に乗せて
レジンと飾りを封入するだけです。実にシンプル。
(ダイソーさんとかで、金色メッキで売ってそうな気もしますが)
Twitterにも書いてますが、思ったより盛り上げるのは難しいですね。
表面張力で盛り上げるのだと思いますが、ダイソーさんの
レジンではこれが限界かなぁ・・・ これ以上入れると
枠から溢れ出す感じでした。枠の素材も影響してる気もします。

出来栄えはそれなりに、それっぽくなった気はするのですが、
3Dプリンターを活用するところが、自分の特徴の一つであるので
ちょっと芸がない気がしまして。(才能もいまいちですが)
もっと立体で表現したいと思って作ったのが次の型です。

今のところ、今月の私のトップツイートです・・・
(みなさん、いつもありがとうございます)
色塗ったら、イチゴにみえるんじゃね?みたいな感じで
呟いたわけですが、こういう何気ない感じの方が
喜んでいただけるのかなぁと思ったりなんかしています。

これ、設計にほとんど時間がかかってません。違う形状も
作ろうとして、この形で保存すらしていないという・・・
いかに適当に感覚的な作業をしてしまったのかなぁという
若干の反省もありますが、致し方ないです。そして
派生して誕生したのが、こちら。
Drop v1
丸さをなくして、エッジを立ててみた。
そんな感じですね。で、この中に立体的に何かを表現出来れば
面白いかなぁというか、色んなことをしてみようという感じです。

ちなみに、手元に置いてあったユッコログを見て思わず

遊んでしまいました。ユッコログに乗せると、アホっぽい
感じが出て来たので、そのモデルさんに乗せても同じかという
検証・・・ 我が家でしか笑いが起こらなかったことは
間違いないと思われます。

我が家の3Dプリンターは200mm角程度しか作れません。
それで目一杯大きいサイズで作ったのですが、TPUなので
かなり難しかったというか、ところどころ切れてしまいまして
ギリギリ形を保って完成しています。

モデルさん気に入ってくれたみたいなので、3Dペンをつかって
その後補修をしたのですが、すでに飽きて放置されているという
悲しい末路を辿ってしまいました。
しかし、これも良い勉強だったなということで。

Twitterには作ったものをどんどん載せてしまっている状況なので、
ブログが完全に置き去りになってしまいました。
どこかで一端まとめたいなぁと思うのですが・・・ 次回に。

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